こんにちは
看護師大家のたかのです。今回は最近よく取り上げる地域である東大阪の賃貸需要について書いていきます。
最近、よく東大阪の物件が楽街などのサイトによく出ているんですよね。
少し気になったのでまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
私のプロフィールはこちらを参照してください。(看護師×大家 たかの)
大阪府東大阪市は大阪府内で3番目に人口の多い市です。さまざまな中小企業があり、さまざまな方へ賃貸ニーズがあります。では東大阪市はどのような場所で賃貸需要があるのかまとめていきます。
地域特性と交通利便性
東大阪市は大阪市と奈良市の中間に位置し、難波や鶴橋、天王寺といった大阪市へのアクセスが良好です。
近鉄奈良線、近鉄大阪線、そして大阪メトロ今里線、千日前線などの鉄道路線が通っており、大阪市内まで短時間で移動可能です。この交通利便性から、通勤・通学者にとって魅力的なエリアとなっています。
また、阪神高速や第二阪奈道路、中央環状線といった道路交通網も整備されており、車を利用する住民にも利便性が高い地域です。
賃貸需要のターゲット層
東大阪市の賃貸市場は、多様なターゲット層に対応しています。
単身者・若年層
近鉄沿線の駅近物件は、特に単身者や若年層に人気です。日本最大級の私立大学である近畿大学や専門学校への通学の利便性と家賃の手ごろさが魅力で、学生や若い社会人が多く居住しています。布施駅周辺は商店街があり商業施設も豊富で、仕事帰りの買い物や外食に便利なため、若年層の注目を集めています。
ファミリー層
瓢箪山エリアや東花園エリアなどの閑静な住宅街は、ファミリー層に人気があります。公園や教育施設が充実しており、子育てに適した環境が整っています。また、駐車場付きの広めの物件が多いことも、車を所有する世帯にとって大きな利点です。特に瓢箪山は活気のある商店街があることも特徴です。
高齢者層
近年は高齢者向けの賃貸需要も増加傾向にあります。バリアフリー設備を備えた物件や、医療施設へのアクセスが良い立地の物件は、定年退職後の夫婦や一人暮らしの高齢者に人気です。
家賃相場と物件の種類
東大阪市の家賃相場は大阪市内よりも安価でありながら、交通利便性や生活環境の充実度から非常にコストパフォーマンスが高いとされています。
家賃相場
- 単身向け物件(ワンルーム・1K): 3万~5万円程度(だいたい20平米以下で築古は5万円以下が多い印象です。)
- ファミリー向け物件(2LDK~3LDK): 7万~10万円程度
これらの家賃帯は、大阪市内と比べて1~3万円程度安いことが多く、価格を重視する層にとって非常に魅力的だと思います。
物件の種類
築浅物件やリノベーション済みの物件が増加しており、入居者のニーズに応える多彩な選択肢があります。特に以下の物件タイプが需要を集めています:
- マンション型: 耐震性が高く、設備が充実。
- 木造アパート: 家賃が手ごろで学生や若年層に人気。
- 戸建て賃貸: ファミリー層向けで駐車場付きが多い。(連棟タイプの物件もあります。)
地域ごとの特性
東大阪市内でもエリアごとに特徴が異なり、ターゲット層や物件需要もそれに応じて変化します。
布施エリア
東大阪市の中心地であり、商業施設や飲食店が豊富に立地。利便性が高く、特に単身者や若い社会人に人気のエリアです。また、大阪市内まで電車で10分程度という好立地も魅力です。布施駅は近鉄奈良線と大阪線両方使える駅であるため非常に人気があります。
以前私の知り合いが布施駅徒歩5分圏内に住んでいましたが2LDKのマンションの賃料が11万と言ってました。
瓢箪山エリア
閑静な住宅街として知られ、ファミリー層の需要が高い地域です。坂が多い地形ではあるものの、子育て世帯にとっては落ち着いた環境が評価されています。また、比較的広い間取りの物件が多いのも特徴です。
しかし、築古の物件と築浅物件両方とも多いのできちんと差別化しないといけないエリアだと感じます。
河内小阪・八戸ノ里エリア
教育施設が多く、学生や教育熱心なファミリー層が集まるエリアです。静かで治安も良く、長期的に住みやすい環境が整っています。
東花園エリア
駅周辺に広がる住宅街で、家賃が比較的安価なため、単身者やファミリー層の両方に対応しています。ラグビーの聖地としても知られる「花園ラグビー場」の周辺は、公園なども充実しています。少し前にラグビー世界大会も行われていましたね。
市場動向と課題
賃貸需要の堅調さ
大阪市内の家賃上昇に伴い、東大阪市の賃貸需要は今後も堅調に推移すると予想されています。特に「安価で便利な地域」としての魅力が強まっており、近隣都市からの移住者も増加傾向です。
また、2033年には大阪モノレールの延伸が行われる予定であるため今後は若江岩田や瓜生堂周辺が栄えてくる可能性があります。
課題
一部地域では賃貸物件の供給過多が問題視されています。特にそれが顕著なのが近畿大学への最寄り駅である長瀬駅、瓢箪山が供給過多な印象があります。そのため、オーナーは競争力を維持するために差別化が求められています。
すぐに実行できる施策として
- 設備の充実(オートロック、バリアフリー、宅配ボックス、IOTの導入など)
- 築年数が古い物件のリノベーション
- 賃料と設備のバランスの見直し
また、坂が多い地形が居住者にとっての懸念点となるケースもあります。こうした課題をクリアするためのアクセス改善や物件の特徴的なアピールが重要です。
今後の展望
東大阪市の賃貸市場は、交通利便性や生活環境の充実を背景に、安定した需要が期待されています。特に以下の点が注目されています:
- 大阪万博(2025年)の影響: 関西全体での人口流入が予想される中で、東大阪市もその恩恵を受ける可能性が高い。
- 再開発計画: 駅周辺の再開発や新規商業施設のオープンが、さらに地域の魅力を高めると考えられます。
東大阪市は、多様な層に対応できる柔軟な賃貸市場を形成しており、今後も魅力的な不動産投資エリアとして注目されています。
このように東大阪市は、交通利便性、生活環境、そして多様な物件選択肢を兼ね備えた魅力的なエリアとして、賃貸需要が非常に高い地域です。
不動産投資を行う際には東大阪市も検討したい地域だと思います。しっかり調べていきましょう
どうだったでしょうか、少しでもこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
引き続き学んで行動していきましょう!
今回もありがとうございました!