こんにちは
看護師大家のたかのです。
今回はあまり見られないコンクリートブロック造についてまとめていきます。
実は気になる物件がRCと表示されてるのにコンクリートブロック造と書かれていたんです。
あんまり聞いたことがないので、私も少し調べてみたので、そちらをシェアをします。
私のプロフィールはこちらを参照してください。(看護師×大家 たかの)
では記事を書いていきます。
コンクリートブロック造の概要
コンクリートブロック造(CB造)は、コンクリートを材料としたブロックを用いて建築物の壁や構造体を構築する工法を指します。比較的軽量で施工が簡単なため、住宅から商業施設、倉庫など多用途に利用される建築手法の一つです。
以下にその特徴、メリット・デメリット、施工手順、そして適用例について詳しく説明します。
1. コンクリートブロックの基本構造
コンクリートブロックは、セメント、砂、砕石、水を混ぜて型に流し込み、固めて作られる建材です。一般的なコンクリートブロックのサイズは390mm×190mm×150mmや100mmの厚みが多く、重量も軽量タイプ(気泡を多く含む)と普通タイプがあります。中空構造(ブロック内部に空洞がある)が主流で、軽量化と断熱性能の向上を兼ね備えています。
2. コンクリートブロック造の特徴
(1) 耐久性
コンクリートは強度と耐久性に優れており、ブロック造の建物は地震や風、火災に対する耐性が高いとされています。ただし、適切な施工と補強が施されていない場合には、ひび割れや崩壊のリスクが増します。
(2) 施工の容易さ
ブロックを一つ一つ積み重ねていくため、複雑な技術を必要とせず、比較的短時間で施工が可能です。
(3) コスト面の優位性
材料費や施工費が比較的低いことから、低予算の建築プロジェクトに適しています。
(4) 断熱性と防音性
中空構造による断熱性能や防音性能が高く、快適な居住環境を提供します。ただし、コンクリート自体の熱伝導率が高いため、追加の断熱材を必要とする場合もあります。
(5) デザイン性
外壁や内壁として使用される場合、装飾的なデザインや塗装、タイル張りなどの仕上げが可能で、意匠性も高められます。
3. メリットとデメリット
メリット
• 耐火性: コンクリートは燃えにくく、火災リスクを軽減します。
• 防音性: 壁厚に応じて高い防音効果を発揮します。
• 施工性: 簡単な工具と技術で施工が可能で、現場での調整が容易です。
• メンテナンス性: 強度が高く、腐食や虫害の影響を受けないため、メンテナンス頻度が少ない。
デメリット
• 地震に対する弱点: ブロックのみでは耐震性が低いため、適切な鉄筋補強が必要です。
• 防水性の低さ: コンクリートは多孔質であるため、防水処理を施さないと水が染み込みやすい。
• 断熱性能の限界: 単体では断熱性が不十分で、特に寒冷地では追加断熱が不可欠です。
4. 施工手順
コンクリートブロック造の施工は以下の手順で行われます。
(1) 基礎工事
建物の基礎は構造全体の安定性を確保するために重要です。通常は鉄筋コンクリート基礎が採用され、ブロックを積む前に十分な水平面が準備されます。
(2) ブロック積み
• モルタルの使用: コンクリートブロックの間にモルタルを塗布して接着します。
• 鉄筋補強: 水平・垂直方向に鉄筋を挿入し、強度を確保します。
• 目地仕上げ: 美観と耐久性を向上させるため、目地を均一に仕上げます。
(3) 表面仕上げ
外壁や内壁として使用する場合、表面に塗装やタイル、モルタル仕上げを施して、デザイン性や耐久性を高めます。
5. 用途と実例
(1) 住宅
コンクリートブロック造は低層住宅やアパートに適しており、特にコストを抑えたい場合に採用されます。
(2) 商業施設・倉庫
倉庫や店舗、工場などの比較的簡易な建築物にも利用されています。
(3) 境界壁・フェンス
庭や敷地の境界線を設けるための塀としても一般的です。
6. 耐震性の向上と最新技術
日本のような地震多発地帯では、コンクリートブロック造の耐震性が課題です。近年では以下の技術が採用されています。
• 耐震ブロック: 強度が高い特殊ブロックを使用。
• 特殊モルタル: 亀裂を抑える高性能モルタルの利用。
• 工法改良: 接合部の強化や新しい積み方の工法を採用。
7. まとめ
コンクリートブロック造は、コストと施工性に優れた建築工法ですが、耐震性や防水性の向上が必要です。
適切な設計と施工を行えば、長寿命で快適な建築物を実現できます。
特に日本では耐震基準を満たすための工夫が重要で、最新技術を活用した施工が求められます。
いろいろ書いていきましたが、きちんと手入れをしたら長く持つ構造ということがわかりました。メリットもデメリットも受け入れる必要がありそうですね。
引き続き学んで行動していきましょう!
本日もありがとうございました!